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7/23映画「JKニンジャガールズ」舞台挨拶付上映会

jkninja-movie.toeiad.co.jp

ハロコンの翌日はこぶしの舞台挨拶付上映会に行ってきました~。

ハロコンで疲れきってるところに朝9時から上映って寝坊するしか無いじゃんって焦りましたけど普通に間に合いました。よかったよかった。

以下、感想です。

 

 

映画の感想

まず映画の内容は公式サイトから引用してみるとこんな感じ。

普段の姿は女子高生=JK
真の姿は忍者の末裔=ニンジャガール VS 普段の姿は女子高生=JK 真の姿は忍者の末裔のオヤジたち

ミッションを巡って闘う
正義ニンジャガールと敵ニンジャガー
演じるのは、こぶしファクトリーの8人

ハロプロメンバーも贅沢に出演!

日本はもちろん、アジア・世界へと羽ばたくこと
間違いなしのニンジャガール企画!

「ニンジャガール」に扮したこぶしファクトリー
お贈りする超忍者コメディ!

誰も気づいていないが、関東と関西は人知れず覇権争いをしている。その陰でうごめくのは忍者たち。関西の忍者の末裔はいつも関西を首都にするべく関東に嫌がらわせをし続けている。

東京の「女子高」にやってきた4人の転校生。それはまさに、東京を守るために送り込まれた忍者の末裔・JKニンジャガールズだった!

今回の指令は「東京タワー消滅作戦を阻止せよ!」

忍術で東京タワー消滅を企む4人の忍者オヤジーズたちが同じ女子高に憑依して紛れ込んでいるらしいが…。

女子高生の身体を乗っ取った悪の忍者を見つけ出し、指令を全うすべく4人は動き出した…。

ニンジャガールズの霧隠(きりがくれ)ノエルが転校してきて最も仲良くなった親友は大野ノゾミ。しかし彼女の正体は、忍者オヤジーズのメンバーである猿飛茂助(さるとびもすけ)だった…。

“アジト”で教官に指導されながら、キャラクターもテンションも能力もバラバラな4人はどうやって乗り切るか!?
JKニンジャガールズたちは悪の忍者の正体を突き止め、最後には直接対決する!

 

引用「映画版 JKニンジャガールズ」より

アイドル映画だから~っていうのが念頭にあって、メンバーが可愛く映ってたらそれでいいやと期待値がかなり低かったので、割と楽しめてしまいました。

 東京タワー消滅作戦とか消え失せの呪文とか、そういうちょっと受け入れがたい要素も、舞台版を見ていたし映画の最初のうちにレインボーブリッジ封鎖作戦(豚)とか雷門の風神雷神を食い倒れ太郎とか(もう一つ忘れた……)と入れ替える作戦みたいなしょうもないギャグ要素を入れてくれたので違和感なく飲み込めました。

忍者オヤジーズと戦うとき、オヤジに乗り移られた子達が「私たちも戦います!」「私たちなぜか戦えるんです!」って急に一緒に戦いだしたのもなかなかのびっくり展開でしたけど、コメディらしいご都合展開で私はけっこう好きでした。

 メンバーの演技力もベテラン俳優陣がうまくリードしてくださって、ウィークエンドサバイバーとは見違えるほどよかったです。ウィークエンドサバイバーも初演技にしてはかなりよかったけど、JKニンジャガールズは棒読みっぽさがかなり薄れてました。

JKニンジャガールズでそれぞれ演技の勘がだいぶ掴めたように見えたし、これからも定期的に舞台をやるならその成長を見守っていくのも楽しそう。

個人的に好きなシーンは、オヤジに憑依された女子高生が見つけられないJKニンジャガールズの四人に、ハリー教官がオヤジの特徴をあげていくと、あやぱん演じる石川ラブリちゃんとみなみな演じる服部ココア様の顔色がだんだん変わっていき、最後には口元に手を当ててハリー教官にドン引きするシーンです!(長い)

あやぱんとみなみなのドン引き顔とてもよかった……。

舞台と映画を比較して

個人的には映画の方がいい出来だな~と思いました。まあ映画版も映画として見るといろいろあれなんですが、舞台版の方に気になるところがいろいろあって……。

以下ややこしいので舞台版のれいれい演じる猿飛さんは(れいれい)、映画版の温水さん演じる猿飛さんは(オヤジ)、両方のときは(各々)と名前の後ろに表記します。

設定が違う舞台版と映画版ですが、後半はだいたい同じ展開です。私が気になったのは、ノエルちゃんがニンジャガールズをやめよう!と猿飛さん(各々)と約束してしまったのがラブリちゃんにばれ、ニンジャガールズのアジトで拘束されて私たちを裏切るの!?とラブリちゃん・ココア様・イブちゃんの三人に責められるも、教官(映画ではボスのユリちゃんにも)に諭されます。悩んだ末、仲間のところに戻ったノエルちゃんに三人が「信じてた」って言ってあたたかく迎え入れる……の流れなんですが。

そのノエルちゃんを三人が受け入れるシーン、舞台版ではあまりJKニンジャガールズがそんなに仲良く見えないんでちょっと違和感あるんですよね。あんだけ普段馬鹿にして、ノエルちゃん、忍者やめるってよ問題では三人で責めといて「信じてたよ」って言われても信じがたい……。まあそこは描写されてなくてもそういう絆が四人にはあるんだよって暗黙の了解なんでしょうけど。その後東京タワーを守る任務を全うしたのもあくまで猿飛さんとの友情を守るためという印象が強いし、ナニワニンジャガールズも正式にJKニンジャガールズです!みんな仲間!と大団円エンドになって、ノエルちゃんが忍者やめる問題はうやむやに終わってしまうという……。(ナニワニンジャガールズの「悪いのは私です!私だけを失格にしてください」「いや私が」「私も」みたいなダチョウ倶楽部的なやりとりもちょっと……「どうぞどうぞ」っていつ言うのかそわそわしてしまった……)

忍者やめる問題は発端は猿飛さん(れいれい)との友情のためでしたけど、他にも忍者として落ちこぼれで仲間にも教官にも馬鹿にされ,、なぜ自分はJKニンジャガールズに選ばれたのか?このまま忍者をやっていけるのか?と悩んでいるし、忍者としての運命に縛られ自由がなく、普通の女子高生になりたい!というのも忍者をやめる理由のうちだったと思ってたんですけど、私の解釈が間違っていたのだろうか?

そうは言っても、映画版も特に仲が良い描写がないから同じじゃないの?ってなると思うんですけど、猿飛さん(各々)との友情と任務の狭間で揺れ動くノエルちゃんを教官やユリちゃんが説得するシーンで、映画版ではラブリちゃんが複雑な表情で「忍者の家系に生まれて自由がなかったのは私たちも同じだよ(うろおぼえ)」みたいな感じで、舞台版ではノエルちゃん不在の場で三人が歌った葛藤を、ちゃんとノエルちゃんに言葉ではっきり伝えているんです。仲が良いって描写でもないんですけど、ちゃんとそういうことも言える仲なんだな、ちゃんと友達なんだなって私は感じられたんですよね。

そしてノエルちゃん忍者やめる問題も、映画版では猿飛さん(オヤジ)との友情よりも猿飛さん(オヤジ)に乗り移られた大野さんを助ける!と任務=忍者としての自分を選び覚悟を決めたし、最後もみなさんいつもわくわくしてたんですねって大野さんたちに言われて、任務ってそんなに悪いものじゃない!みたいな、ノエルちゃんの悩みの部分もなんとなく解決した感じで終わって、一応全部のフラグ回収できてるように思いました。

ここまで書いて、舞台のテーマは多分"友情"で映画のテーマは”忍者としての運命とどう向き合うか”みたいな感じで、やりたいことが違ってたのかな~とふと思いました。

映画は結局猿飛さん(オヤジ)との友情は終わってしまったし(トモダッチピッチピチでも、「オヤジがJKだったら友達になれたかもしれないけどそんなの無理じゃん」って歌ってるし)、舞台はテーマが友情だからノエルちゃんと猿飛さん(れいれい)との関係をフィーチャーした結果尺が足りなかったのかな~。でも一番大事なものは友情です、というオチにするなら、もうちょっとノエルちゃんとラブリちゃん・ココア様・イブちゃんとの仲も描写してもよかったんじゃないかな~と、読み取る力が足りないわがままなヲタクは思ったのでした。

舞台版で映画版よりよかったところは、学校ではちゃんと殿ではなくさん付けで呼び合ってたことですかね。映画版ではクラスメートがいる前で普通に霧隠殿!とか言ってたのでそこはちょっとビミョーでした。

 

 

あとはメンバーそれぞれの感想は以下。

浜浦彩乃ちゃん

主役なだけあって出演シーンが一番多いし、ちょいちょい棒読みっぽいところもありつつ、やっぱり演技もうまいな~と思いました。「私も覚悟を決めます!」っていうセリフ(うろおぼえ)のときの表情がとくによかった。ちゃんと覚悟して来ている人の目をしていました。

個人的に浜浦彩乃ちゃんの演じた霧隠ノエルちゃんってキャラクターは、舞台版でほんとわがままで自分のことばっかりで苦手だな~って印象だったんですけど、映画版では大野さんがオヤジであることに気付き(語弊)、苦悩している描写がしっかりあって、そういう苦手な部分も受け入れやすかったです。舞台版ではあっけなく忍者やめる決断してるように思えたので。

あと顔が可愛い。

井上玲音ちゃん

JKに乗り移ったオヤジ、って難しそうな役だと思うんですけど、舞台挨拶でたぐっちとやりやすかった~と言っていてちょっとびっくり。

れいれいの好きなシーンはやっぱり、猿飛(オヤジ)が乗り移った大野さんがたこ焼きでわちゃわちゃしてるときにノエルちゃんにうっとりしているとき。

舞台挨拶で本人も言ってましたけど、頭にたこ焼きが当たってもちゃんと演技を続けててえらかった!本職なら当たり前ですけど、本職アイドルで始めての映画ですからもうほんとすごいほんとえらいよ~~~ってなんでも賞賛させてほしい。

 広瀬彩海ちゃん

石川ラブリちゃんって、舞台挨拶で本人も言ってたとおり嫌なやつになりがちな役なんですが、映画版はリーダーゆえの生真面目さってところにおさまっててよかったです。

上でもふれましたけど、ノエルちゃんを諭すシーンでの表情が本当によかった。悲しげだけど責めるふうではなく、ノエルちゃんに対する優しさも感じられて、普段は見せない忍者としての葛藤とノエルちゃんとの友情をうまく表現できていたように思いました。

野村みな美ちゃん

推しのみなみな~~~!!!とにかく可愛い。可愛い。カメラさん、もっと移して……。

クールな役どころなのでセリフ量はそんなになかったですけど、その代わり目の演技がとてもよかった!ノエルちゃんが戻ってきたときの優しい目が、ノエルちゃんを思う気持ちがよく伝わってきた……。目は口ほどにものを言うっていいますし、セリフに情感がこもってても目が死んでたら台無しですもんね。

ちょっと気になったのが、眼鏡装着時の表情はちゃんとクールなんですけど、最初のあたりで忍者衣装のときに普通に笑顔でクールが行方不明になってたこと。撮り始めだったのかな?他ではちゃんとクールな表情になってたので、ちょっぴり気になりました。

最近「のむみ」とか言われているみなみなの天然マイペースなところが話題なので、次はココア様とは正反対の天真爛漫なキャラを演じるみなみなが見てみたいなぁ~!

和田桜子ちゃん

大口で食事するシーンがとても大変だったみたいで、でもがんばった分イブちゃんがごはんを食べてるところはとても可愛かったです。あと声が可愛い!懸命ブルースとかだとかっちょいい歌声なんですけど、イブ様のときのさっこちゃんは終始可愛い。

ウィークエンドサバイバーでは演技のことで一番怒られてたらしいんですが、今回のイブちゃん役は本人の性格にもあっててうまく演じられたみたいです。はまり役だったもんな~。

ウィークエンドサバイバーでの可愛い声で怖いことをさらっと言うさっこがすごいよかったので、またそういう役にチャレンジしてほしいです。

藤井梨央ちゃん・小川麗奈ちゃん・田口夏実ちゃん

まとめてしまって申し訳ない。

舞台版とは違い、映画版では出番があやぱん・みなみな・さっこちゃんよりも少ないので、この三人のファンの方々は、この映画はどうだったんだろう?

オヤジに憑依されてる演技がとてもうまくて、特に居酒屋のシーンは本当にオヤジくさくて面白かった。

 

 

何はともあれ、アイドル映画としてはなかなかの出来だったし、映画館の大きなスクリーンでこぶしファクトリーを見ることができる!!ってのはやっぱりでかい。前日にハロコンで遠くからでしか見られなかった分、メンバーのお顔をじっくり見られたので余計感動してしまいました~。

もう一回と言わず何回でも見に行きたいところなんですけど、福岡での上演はこの日限りらしく、もう東京に行く他は見られなさそうなので、おとなしく円盤を待ちます……。

あと、あれこれ書いてしまったけど舞台版もちゃんと好きです。嘘じゃないです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

藤丼の突然の脱退と、れなこの休養のため、前日に見たハロコンの「闇に抜け駆け」は6人でのパフォーマンスでした。

そのときは、6人でもちゃんと戦えている姿に感動したものですが、映画の中で8人で歌う「闇に抜け駆け」を見てしまうと、もう見れない8人なんだなーと思うと、涙腺にきちゃいました……。映画本編と関係ないところで泣いてごめんねあやぱん。